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Home > 本学会について > ご挨拶/設立趣旨

ご挨拶

このたび日本抗加齢医学会理事長に就任いたしました。
日本抗加齢医学会は皆様のおかげで大きく発展をしてまいりました。
私はこれまで主に男性医学や、ホルモンといった領域から抗加齢医学に取り組んでまいりました。水島理事長、吉川理事長、坪田理事長というまさにアンチエイジングの巨人のかたがたの後を受けて、微力ながらどのように会員の皆様のお役に立てるかを考えております。

医学の学会はこれまで、疾患を定義分類し、診断と治療の開発とその標準化をしてきました。
この抗加齢医学会は、健康を高め、維持していくことを主眼として、サイエンスとアートを共有する学会であることがユニークですし、また大きな魅力です。
健康はそれ自体が、幸福とかハツラツといったポジティブな価値を持つ言葉です。ですので抗加齢医学会は中立的な医科学よりも、少し広い領域を扱う学会であるとも思います。

会員の皆様それぞれの「健康」への取り組みを共有しながら、何より共に学んでいける学会を目指して参りたいと思います。
学会についてどんなご意見でも結構ですので、事務局あるいは私までお寄せ下さい。
どうかご支援・ご指導のほどなにとぞよろしくお願いします。

2017年6月1日


一般社団法人
日本抗加齢医学会 理事長

堀江重郎
順天堂大学大学院医学研究科
泌尿器外科学

設立趣旨
 2001年日本抗加齢研究会設立時には、すでに予見されていた超少子高齢化社会と老人医療費の増大。 国民皆保険制度を有する我が国の福祉政策は、いずれその転換を迫られるといった状況でありました。 そのような中、医師ならびに医生物研究者らが中心となって設立した目的は、加齢現象や老化の研究が進む中、 老化の病的プロセスを予防する抗加齢医学を積極的介入する方法を基礎医学的、臨床医学的に追求して実践することにより、 生活者のQOL(Quality of Life)の向上を図る。 そして抗加齢医療の提供により健康長寿を国民が享受し、老人医療費増加度の抑制、生産人口年齢の延長、 労働力の確保といういわば国家戦略的な目的であります。
 医学界ならびに社会で認められるために、抗加齢医学に関する正確なデータを集積し、正しい情報を伝え、 科学的根拠・事実に基づいた医療としての確立を目指していくと同時に、人々に受け入れられる医療となることを目指し活動を続けてまいります。

抗加齢(アンチエイジング)医学の独自性
1、健康寿命を延長するための予防医学
 抗加齢医学の研究は、出生から死亡に至るまでの様々な過程で生じる現象を科学的に捉える上で、 非常に有意義でありその成果は生活習慣病をはじめとする様々な疾患を予防し、ストレスや疲労、 免疫低下などの疾病発生促進因子を改善し、健康長寿を享受することを目指す理論的・実践的科学であり、 これこそが抗加齢医学の定義であります。そして抗加齢医学的に重要なのは長寿の質です。 高齢者のQOL(Quality of Life)を向上には、アンバランスで病的な老化を早い段階から積極的に予防し、 健康寿命を延長することにあります。

2、横断的に捉える医学
 抗加齢医学の独自性はこれまでの治療医学にみる縦割りの隔てを取り除き、多領域にわたる横断的、 集学的に研究することにより老化の関連性を把握できるにあります。
 抗加齢医学の研究は、遺伝子や細胞レベルから動物やヒトの個体レベルまで幅広く、生化学、生理学、 臨床医学など複数領域の医学にとどまらず、化学、物理学、農学、薬学など他分野に係っています。 一方で実践は、栄養学、内分泌学を用いた補充療法と運動・休養などの生活習慣の改善によって老化をどのようにコントロールできるかにあるのです。

3、生活者に積極的に行動変容を起こす医学
 人は誰でも健康長寿を望んでいます。これまでの病気を治す医療から、老化による疾病を予防し、健康寿命を延長することは、 人々が受け入れやすく、生活習慣の改善など積極的な行動変容を起こす医学となりえます。