100歳インタビュー 久保田嘉子(くぼたよしこさん)
- anti-ageist
- 2025年5月30日
東京都荒川区在住
1925年(大正14年)3月29日生まれ 年齢100歳 ※2025年4月現在
インタビュアー:谷田貝茂雄先生(やたがいクリニック院長)
谷田貝茂雄先生:久保田嘉子さんは今年の3月に100歳のお誕生日を迎えました。本当におめでとうございます。今日は100歳まで健康に過ごしてきた道のりを聞かせてください。まずはお生まれとご結婚されるまでの事を教えてください。
久保田さん:東京都中央区日本橋生まれです。当時の日本橋室町の城東小学校(2022年9月移転、東京駅の八重洲口向かい、45階高層ビルミッドタウン八重洲に同居の小学校として注目を集めています。)に入学しました。その後三菱銀行大伝馬町支店に勤務しました。
谷田貝先生:江戸っ子ですね。まして当時の銀行勤めは今で言う「キャリアウーマン」です。素敵ですね。
久保田さん:その後結婚をして現在の荒川区東日暮里に来ました。そして長男次男が生まれました。現在、孫が7人いて全員女の子です。その孫の子供達(ひ孫)は16人います。
谷田貝先生:大家族ですね。病気やけがはなかったのですか?
久保田さん:はい。80歳の時に白内障の手術をしました。97歳の時に骨折をしましたが、骨折をするまでは自分で買い物に行ってひとりで生活していました。
谷田貝先生:大きなケガや病気をしないで「見えて」「聞こえて」「食べられて」「歩けて」「認知症とも無縁で」100歳を迎える秘訣があれば教えてください。
久保田さん:(躊躇なく)自然に生きる事ね。家族によくしてもらって、お医者さんにきちんと通いながら生活したら100歳になりました(笑顔)。
谷田貝先生:きちんと通ってくれましたね。長寿の秘訣は「自然に生きる」ことなんですね。今日はありがとうございました。
谷田貝先生コメント:
私がよく覚えているのは、97歳で骨折をされた後しばらく「引きこもり」になってしまいました。その頃花粉症で鼻水が出る症状があったので、リハビリを兼ねて週に2回近くの耳鼻科で吸入治療に通いました。その行き帰りに買い物をしてそれが良いリハビリになったと記憶しています。その行き帰りをご家族が支えたことが大きな力となったのではないかと思います。