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人生100年時代の活力をつくる医学マガジン

日本メンズ・ヘルス医学会名誉理事長 札幌医科大学名誉教授  熊本悦明 先生

熊本悦明 先生

2018年度抗加齢医学功労賞受賞

 テストステロンの作用と薬理、テストステロン補充療法、性分化異常の臨床を研究。男性医学のわが国のパイオニアとして「男性更年期」を提唱し、内分泌学的な抗加齢医学を確立。

 不老長寿、今や人生100年などと言われていますが、実は、加老によって「不老」ではなくて「有老」によるフレイルで悩んだり、引きこもっておられる方々が、かなり多くなりつつあります。そういう方々を元気にしてあげる為、男女、ことに男性を中心として、テストステロン補充で健康医学の臨床医学をしております。テストステロン=元気ホルモンの補充治療をすると皆さんかなりお元気になり、不老とはいかなくても「軽老長寿」となります。私自身もテストステロン補充をして、この様に元気で頑張っております。

 還暦を過ぎた方々が、より元気にこれまで蓄えた経験と知識を世の中の人に還元して頂いて、少なくとも私の齢の90歳くらいまでは、皆さん元気に頑張って高齢化社会をより活発にしていけるよう努力していきたいと思います。

 殊に、この様な私の健康医学臨床に賞を戴けるのは、医学会が疾患対応医学中心から、健康医学へも視点を少しずつ移行しつつある証拠でもあると感じており、その点も非常に嬉しく、有意義なことと存じております。有難うございました。

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