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大坂大学大学院医学系研究科健康発達医学講座 島村 宗尚 先生

大坂大学大学院医学系研究科健康発達医学講座 島村 宗尚 先生

 大坂大学健康発達医学講座の島村宗尚と申します。

 熊本出身で、熊本大学医学部卒業後、神経内科に入局、その後、大阪大学に院生として脳血管障害に対する遺伝子治療の研究を行い、東京大学勤務、コーネル大学留学を経て、2009年から大阪大学に勤務しています。

 現在は、脳神経内科の診療に携わりつつ、脳梗塞における新規治療法の開発を目指して、炎症制御や神経再生を促進する新規シグナルを標的としたペプチドやワクチンの開発研究を行っています。また、遅ればせながら間葉系幹細胞についての研究も開始しております。

 アンチエイジングという観点からは研究内容が直接は結びつきませんが、脳梗塞は加齢とともに増えていくとともにADLも著しく障害される疾患ですので、何とか画期的な治療を開発して、エイジングによる疾患を克服していきたいと考えています。

 ちなみに医療従事者は自分の専門領域の病気にかかる、とよく言われます。おおよそ私の場合は脳梗塞や認知症あたりがあてはまりそうですので、予防のためにも数年前から自転車(マウンテンバイク)を始めました。自転車歴は小学生からで、学生の頃はロードレーサーで阿蘇山や天草にも日帰りで行っていましたが、最近は近くの箕面の山でもヒィーヒィーとなってしまいますので、運動不足を解消しつつ海馬を活性化させて、研究に取り組んでいきたいと思います。

次は、岡山大学脳神経内科 山下徹 先生にバトンを引き継ぎます。

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