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人生100年時代の活力をつくる医学マガジン

慶應義塾大学病院 林 瑠加先生

 皆様こんにちは。菅原 道仁先生より襷を引き継ぎました、慶應義塾大学医学部形成外科所属の林 瑠加と申します。形成外科医として、創傷のケアや皮膚腫瘍の治療をメインにやらせて頂いております。形成外科という専門柄、見た目のアンチエイジング分野に関わることが多いですが、糖尿病などの慢性疾患がもとで生じる難治性の創傷などを診る機会が多く、いかに健康な身体の維持が大切であるかを日々実感しております。

 2年前まではしばらく東南アジアのカンボジアに居住しておりました。現地では未だ一般の医療体制が万全とは言えず抗加齢分野の発展はこれからですが、日本式の健診を希望される方は多く、日本のドクターからの食事や予防医療についてのアドバイスには皆興味津々でした。それ以前に大学行っていた研究では、現在の医療技術で完全に消すことができない「きず」に対し、皮膚の構成成分である線維芽細胞の培養法の工夫を取り入れ、Scarless wound healingおよび毛髪の再生といった究極のアンチエイジングに挑戦していました。

今後より一層高まっていく抗加齢への関心に対し、皆様と共に患者様のQOLの向上に尽力できればと思っております。次は歯科医の林ゆき枝先生に襷を繋ぎます。

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