歯の状態だけでなく、持病や生活習慣を踏まえて自信をもってアドバイスさせていただけるので、患者さんにはとても喜んでいただいています。

　1995年の大学卒業時からしばらくは、在学中に習った医科に関する情報を必要と感じていませんでした。しかし、様々な土地で臨床に携わるうちに、口腔内が全身の老化とリンクしているのでは、と感じ始めました。全身老化を捉えない限り、適切な口腔内治療が行えないと考えたことが、この領域を勉強し始めたきっかけです。

　専門的な抗加齢医学を学ぶ第一歩として、まずは2011年に指導士を取得。東京出ることを決め、さらに力をつけるために2018年に専門医を取得しました。自分の身近な人にも患者さんにも、色々な角度からお話しをできるようになりました。7年ぶりの受験にあたり、日進月歩するアンチエイジング医学をまとめておさらいできたことは、知識を深める良い機会になったと感じています。