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元根 正晴 大阪歯科大学 医療保健学部 口腔保健学会 教授

元根 正晴 大阪歯科大学 医療保健学部 口腔保健学会 教授

 私は2000年に大阪大学医学部を卒業し、呼吸器内科、循環器内科を中心に老年医学を専攻し、臨床活動に従事していました。しかしどの分野においても予防医学が重要であることにきづき、動脈硬化、COPDなどの生活習慣病を防止するにはアンチエイジングの知識習得が重要であることに気づき2014に抗加齢医学会の専門医を取得するに至りました。

 当時は療養型病院で高齢者の診察を多数手がけておりました。その後、大阪歯科大学での教育・研究に転じましたが、口腔疾患に対するアンチエイジングを実践する決意です。また、本学の産業医としても活動しており、メンタル面も含め、産業衛生活動を通しての健全な生活に寄与できることを目指して研鑽をつむ所存です。

2021年7月追記

 抗加齢医学会専門医の元根正晴と申します。私は、呼吸器内科を中心に、内科臨床医として17年間勤務ののちに、3年前に大阪歯科大学の医療保健学部の教授として着任致しました。この3年間に経験した、附属病院での医科歯科連携の実際を中心に述べたいと思います

 大阪歯科大学附属病院において2019年3月の1か月間に、歯科治療科外来から内科外来へ対診依頼のあった患者(のべ125例)を対象としました。その歯科疾患名や内科合併症などについてカルテから検討しました。患者背景は、平均年齢44.7±4.7歳、男女比38%/62%でした。125例中110例が口腔外科からの術前精査目的の対診であったため、口腔外科術前精査患者に対象を絞って詳しく検討し、口腔外科術前精査患者(n=110)の歯科疾患と内科合併症を調べました。男女比は、全対象者での比率(38%/62%)よりも悪性腫瘍、良性腫瘍、外傷において男性が高く、炎症・歯科奇形において女性が多かった。内科合併症を疾患別にみると、悪性腫瘍患者においては、高血圧症とCOPDが多く、良性腫瘍患者においては高血圧症・脂質異常症が多くみられました。また炎症性疾患患者においては脂質異常と糖尿病が多く、歯科奇形は脂質異常が多くみられました。今後、歯科大学附属病院における医科歯科連携を実践していきたいと考えています。

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