50歳になったのを機に、ピアノ教室に通い始めました。やってみてわかったことは、「ピアノ練習は真の全身活動だ」ということです。楽譜を読む・リズムを刻んで速度を律する・すべての指をバラバラに動かす。ペダルを操るので足も使います。

　さらに、意外にイイと思うのが、体幹もしっかり使うこと。仕事やゲームならチェアやソファに体を沈めても集中できますが、楽器演奏は決して背もたれを使いません。必然的によい姿勢をキープすることになるのです。

　さまざまな能力の総動員が求められるピアノ練習。ズブの初心者だけに、たった一つの音節を突破するために何時間も練習しなくてはいけません。しかし、無念無想で全集中したあとは、不思議なほど頭がスッキリします。

　そもそも、いかに自分の拙い演奏とはいえ、美しいメロディを聴くことは心にも体にもプラスです。今のわたくしにぴったりのアンチエイジング活、本当にピアノ練習を始めてよかったと思っております！

　次は、アオハルクリニック　矢沢 真子 先生にバトンを渡したいと思います。