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前東京歯科大学理事長 水野 嘉夫 先生

2021年度 抗加齢医学功労賞 受賞


水野 嘉夫 先生
前東京歯科大学理事長
日本抗加齢医学研究会発足当初、渡辺慶一理事長のもと、事務局を立ち上げ設立当初から、幹事(現理事)を務め、第2回日本抗加齢医学研究会大会長を歴任されました。2007年から2014年までは監事として長年日本抗加齢医学会発展に寄与されました。



 抗加齢医学功労賞をいただきありがとうございました。山田秀和理事長をはじめ会員の皆様に感謝いたします。

 私は日本抗加齢医学会の発足当時から関与しており、第2回日本抗加齢医学研究会の会長をさせていただきました。2000年の初めころより、発足時の代表幹事でありました東海大学渡辺慶一教授、アメリカの抗加齢医学会の専門医に合格した坪田一男先生(現理事)、米井嘉一先生(現理事)の熱心なお誘いを受け、研究会事務局を当時私が院長をしておりました日本鋼管病院(川崎市)に設置しました。

 研究会の目的は、人体の構造・機能に種々の程度の損傷を与える加齢・老化現象について、これを診断・軽減・修復・防止する方策を基礎科学的並びに臨床医学的に、研究・調査・追求し抗加齢医学研究および正しい医療の開発・推進・発展に寄与することでありました。

 渡辺慶一先生は、この領域に賛同されてくださる先生方に精力的にアプローチされ、2001年1月に発起人会が開かれ、6月に第1回日本抗加齢医学研究会が開かれました。今もご活躍の藤田晢也先生、山本順寛先生、太田博明先生もおられました。

 3回目からは研究会から学会になりました。渡辺慶一先生は志半ばで、事故により急逝されました。初期の発展の原動力となったのは故水島裕先生、吉川敏一先生方であります。時の機運に乗り、興味を持たれた会員が倍々ゲームのように増加していき飛躍的に発展いたしました。

 以上、本研究会発足当時の数年の出来事を思い出しながら述べ、受賞の挨拶といたします。

2023年7月5日

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