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人生100年時代の活力をつくる医学マガジン

名古屋大学医学部附属病院 重症心不全治療センター/循環器内科 奥村 貴裕 先生

名古屋大学医学部附属病院 重症心不全治療センター/循環器内科 奥村 貴裕 先生

 名古屋大学医学部附属病院 重症心不全治療センター/循環器内科の奥村貴裕(おくむらたかひろ)です。

 心不全パンデミックと形容されるように、心不全患者は増えています。William Osler先生の「A man is as old as his arteries.(ヒトは血管とともに老いる)」に示されるように、血管は加齢とともに硬化し、やがて心不全へとつながります。私たちは、補助人工心臓やハートシート治療、心臓移植などが必要なステージD重症心不全のみならず、心血管リスク因子を保有する心不全前段階ステージAから将来を見すえた包括的心血管管理を行っています。

 世界の絶景や秘境への旅行は趣味のひとつで、いつも新しい刺激を受けています。独身時代に行ったマダガスカルやギアナ高地(エンジェルフォール)で、名前も知らない昆虫や爬虫類と戯れてたのもいい経験です。

 私のアンチエイジング法は、若い先生たちと積極的にディスカッションすることです。いまはCOVID-19感染拡大で難しいですが、お酒を飲みながら、ざっくばらんに話をしていると、思いもつかなかったアイデア、ものごとの捉え方にハッと気づかされることも多いです。歳をとっても、柔軟な脳でありたいと思います。

  次は、群馬大学 循環器内科学の小板橋紀通先生にリレーをつなぎたいと思います。

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