
加齢のメカニズムの一つに「酸化ストレス」があり、この酸化ストレスが動脈硬化の進展や心不全の発症および重篤化に深くかかわることがわかっています。その一つとして、ミトコンドリアからの活性酸素が重要です。まるでエンジンからでるNOxのように、ミトコンドリアがATP (エネルギー) を産生するのに伴って活性酸素は作られます。エネルギーを作れば作るほど酸化ストレスが産生されてしまうなんて、なんだか不思議です。一方で適度な運動を続けることは心肺骨格筋の機能維持に重要ですので、禁煙やビタミン摂取などで酸化ストレスを抑えつつ、ミトコンドリアを刺激していくことが、若々しくいる秘訣であろうと思っています。
次は、学生時代のスキー仲間、埼玉医科大学の増谷聡先生にリレーを繋ぎます。