名古屋大学の菅波孝祥と申します。自治医科大学の武田憲彦先生からバトンを受け取りました。

　京都大学医学部の出身で、京都大学と東京医科歯科大学を経て、2015年に名古屋大学環境医学研究所に着任しました。主に慢性炎症の観点から、肥満や糖尿病、非アルコール性脂肪肝炎（NASH）、慢性腎臓病など生活習慣病の病態解明と治療法開発に取り組んでいます。臨床診療と基礎研究の両方に従事してきた経験を活かして、様々なバックグラウンドのメンバーと切磋琢磨し、基礎研究の成果を臨床応用につなぐ役割を担いたいと考えています。

　コロナ禍でストレスの多い日常が続きますが、思い切って生活を朝型に変えたり、自炊を始めるなど、生活習慣を一変させたところ、以前よりも体調が良く、メリハリの利いた毎日を過ごせています。“生活習慣”が心身に及ぼす影響を、身をもって実感しました。

　次は、京都医療センター　浅原哲子先生にバトンを引き継ぎます。