同志社大学スポーツ健康科学部の石井好二郎と申します。京都医療センターの浅原哲子先生よりバトンを受け取りました。
元々、大阪の船場の生まれ育ちですが、広島大学(1992〜1997)、北海道大学(1997〜2008)の勤務を経て、2008年4月に現所属先の開設に伴い、関西に戻ってきました。
運動療法に関する研究を行っており、北大時代に地域在住高齢者を対象とする研究に取り組んだことが、この領域に関わるきっかけとなりました。最近では、地理情報システム(Geographic Information Systems: GIS)を用いて、社会環境や地理環境が健康に与える影響について取り組み始めました。
私の研究室の学生の一人に、東京2020オリンピック陸上競技女子1500mで、日本人初の同種目出場・決勝進出・入賞を果たした田中希実さんがいます。長寿社会を支えるには充実した少子社会を実現しなければなりませんが、私の研究成果より、田中さんの姿や言葉の方が、子どもたちをはじめ、多くの人々を運動に導いてくれることでしょう。
次は、綾部市立病院 内分泌・糖尿病内科 大坂貴史先生にバトンを引き継ぎます。