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人生100年時代の活力をつくる医学マガジン

金沢医科大学 腎臓内科 藤井 愛 先生

金沢医科大学 腎臓内科 藤井 愛 先生

 金沢医科大学病院総合内科学女性総合医療センター赤澤純代教授より襷を受け取りました、金沢医科大学腎臓内科の藤井愛と申します。

 2015年に金沢医科大学を卒業し、医師として10年目を迎えました。中堅の立場として、日々の診療に加え、医学教育や臨床研究など幅広い分野で活動できるようになりました。 この節目の年に、このような機会をいただけたことを大変嬉しく思います。

 慢性腎臓病は、成人の8人に1人が診断される新たな国民病とされています。腎機能低下の要因として、食の欧米化や高齢化に伴う糖尿病性腎症や腎硬化症が知られています。 また、喫煙、肥満、加齢もリスク要因となります。近年では、ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)やSGLT2阻害薬といった腎保護作用を有する薬剤が上市され、治療の選択肢が広がっています。重要なのは、早期発見と早期治療です。その重要性を広く知っていただくために、国際的な取り組みとして国際腎臓学会(ISN)などにより毎年3月に「世界腎臓デー」が設定されました。

 3月8日は世界腎臓デーです。当医局では、腎臓病の早期発見・早期治療の啓発活動の一環として、地域住民の皆さまへの情報提供を行っております。これからも地域に根差した質の高い医療の提供と、腎臓病学の進展に寄与できるよう努めてまいります。

 次は、La vie clinic 統括院長 平松 恵梨先生に襷を託します。

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