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2021年度第2回日本抗加齢医学会 WEBメディアセミナー開催 第21回日本抗加齢医学会総会プレ特集第2弾

報道関係各位

 謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 一般社団法人 日本抗加齢医学会は、5月19日(水)15時から、「2021年度第2回日本抗加齢医学会 WEBメディアセミナー」を、開催します。6月25日~27日に開催の第21回日本抗加齢医学会総会第2回目のプレ特集です。総会ではCOVID-19 関連のプログラムも用意しています。
 現時点で新型コロナウイルス感染症の最大の防止を担うのはワクチンです。そして、願いは国産のワクチンが安定供給されることです。 今回はmRNAワクチンの開発に携わっている石井健先生に最新の情報をお話いただきます。さらに、本年5月5日に心不全治療につながるRNA発見を発表された熊本大学の尾池 雄一先生もお招きし、研究内容についてご説明いただきます。

出欠の回答は、以下オンラインより5月14日(金)までにご連絡をお願い申し上げます。


● 内 容 :
1(30分):新型コロナウイルスワクチンに関する情報提供
石井 健 先生
(東京大学 医科学研究所 感染・免疫部門 ワクチン科学分野教授)
2(30分):心不全防ぐRNAの発見〜次世代RNA医薬・ミトコンドリア医療への扉〜
尾池 雄一 先生
(熊本大学大学院生命科学研究部 代謝・循環医学分野 分子遺伝学講座教授)
3(30分):エイジングクロックと“見た目の科学”
山田 秀和 先生
(日本抗加齢医学会副理事長、近畿大学アンチチエジングセンター 近畿大学奈良病院皮膚科教授)
4(10分):第3回ヘルスケアベンチャー大賞の紹介
福田 伸生 氏
(バイオ・サイト・キャピタル株式会社専務取締役 第3回ヘルスケアベンチャー大賞事務局)
5(20分):第21回日本抗加齢医学会総会のみどころ〜Well-beingを目指して何でものみこむアンチエイジング〜
内藤 裕二 先生
(第21回日本抗加齢医学会総会大会長、京都府立医科大学大学院医学研究科生体免疫栄養学講座寄附講座教授)


● 日 時 :
2021年5月19日(水)15:00~17:00(受付開始14:45~待合室対応)
● 会 場 :
WEB(お申込み登録の返信にて、開催URLをお送りします)
● 参 加 :
無料、事前登録制、5月14日(金)まで
● 司 会 :
中神 啓徳(日本抗加齢医学会広報委員会委員長、大阪大学大学院医学系研究科健康発達医学講座 教授)
● 問合せ : <本件に関するお問い合わせ先>
日本抗加齢医学会 広報委員会事務局
TEL:03-5651-7500
e-mail:pr@anti-aging.gr.jp

◆ご参加の際のお願い
本セミナーは、ZOOMによるライブ配信となります。
著作権は日本抗加齢医学会に帰属します。講義の録音・録画は一切禁止とさせていただきます。
無断でのご利用、第三者の閲覧はお断りします。WEB配信における情報の取り扱いにご協力をお願い申し上げます。
情報を利用しての情報配信、記事化は講演者の承諾を得たうえでお願いいたします。

◆WEBでのご質問について
チャット機能を使い、司会の中神あてに、質問事項(簡単で結構です)、お名前、ご所属先をお知らせください。WEBで指名をさせて頂きます。多くの質問をお待ちしています。

5月19日(水)WEBメディアセミナー 抄録

講演1:コロナワクチンに関する情報提供
石井 健 先生(いしい けん)


講演2:心不全防ぐRNAの発見〜次世代RNA医薬・ミトコンドリア医療への扉〜
尾池 雄一 先生(おいけ ゆういち)
 高齢社会となり心不全患者は急増しており、その死亡率はがんと変わらず大きな問題となっております。我々は心筋細胞に存在する心不全を防ぐ機能をもつ新しいRNAを発見しました。心不全の心臓やその原因となる高血圧や高齢の心臓では、このRNA量が減っており心不全の原因となっていること、マウスの心不全にこのRNAを補充すると心不全が改善することがわかりました。このRNAはヒトにも存在しており、心不全の新たな治療法開発の鍵となる発見です。RNAを用いた治療は、コロナワクチンでもその有効性を示しており、ないもの(減っているもの)を補充する治療戦略として、感染症予防以外の様々な疾患に対して、欧米を中心に治験がスタートしております。


講演3:エイジングクロックと“見た目の科学”
山田 秀和 先生(やまだ ひでかず)
 老化と寿命を分けて考えられるようになった。心血管疾患、認知症、癌、新型コロナ感染症などは老化関連疾患の性格を強く受ける。老化は疾患と言えよう。これらは、老化細胞とEpigenetic Clockの研究成果による。国際疾病分類ICD-11が使えるようになると、老化関連XT9Tをコードとして用いた治験開発が急速に進むであろう。エンドポイントとして、Epigenetic Clockを中心にAging Clockと呼ばれるAIを用いたバイオマーカーが使用される。老化のStagingが始まっているが、“見た目”の表現形は重要な因子である。見た目は皮膚・容貌・体形に分けるが、老化指標として有用である。暦年齢が同じで、“見た目”の違いを含む生物学的年齢の違いは、生命予後にも違いが生まれる。従来からアンチエイジングに必要なライフスタイルは、運動・食事・精神(睡眠・脳)・環境を分けて説明することが社会に対して有用である。Anti-aging 薬の開発では、誤差の少ない生物学的年齢計測器Aging Clocksが重要である。見た目指標を含めたAging Clocksの重要性を解説したい。さらに、第21回総会の見た目セッション「化粧と匂いと医療」についてもお話しする。


講演4:第3回ヘルスケアベンチャー大賞紹介
福田 伸生 氏(ふくだ のぶお)
 2021年も引き続きwith COVID-19の状況は続いていますが、アンチエイジングが開く明るい未来を信じて、そしてヘルスケア分野のイノベーションを推進するため、今年も第3回ヘルスケアベンチャー大賞を開催します。イノベーションとして社会実装するためには、越えねばならないハードルがあるように思います。社会が抱えるどのような課題を解決するのか、それは多くの人々の共感を呼ぶものであるのかという必要性、別の言葉に置き換えると市場性は重要です。多くの情熱あふれる応募を期待しています。


講演5:第21回日本抗加齢医学会総会のみどころ〜Well-beingを目指して何でものみこむアンチエイジング〜
内藤 裕二 先生(ないとう ゆうじ)
 第21回日本抗加齢医学会学術集会を6月25~27日に国立京都国際会館で開催させていただきます。変異型ウイルスも含めた新型コロナウイルス感染拡大により、京都も第4波の襲来にあっています。現在のところ、予定通りHybrid形式で開催し、現地参加またはWEB参加で対応できるように準備を進めております。本学術集会では3日間の仮想トラックシステムを提案しています、盛りだくさんな学会の内容を11のトラックに分類し、WEB上で選択することにより、容易に自分の希望するトラックのWEB画面に到達できるようにしてあります。President-selected track、COVID-19 track、Microbiome trackなどが設定されています。参加登録をよろしくお願い申し上げます。

司会進行
中神 啓徳 先生(なかがみ ひろのり)




2021年度第1回メディアセミナー(2021年4月20日(火))

2020年度第3回メディアセミナー(2020年12月15日(火))

2020年度第2回メディアセミナー(2020年8月5日(水))

2020年度第1回メディアセミナー(2020年6月18日(木))

2019年度第2回メディアセミナー(2019年11月25日(月))

2019年度第1回メディアセミナー②(2019年5月27日(月))

2019年度第1回メディアセミナー①(2019年5月27日(月))

2018年度第4回メディアセミナー②(2019年2月18日(月))

2018年度第4回メディアセミナー①(2019年2月18日(月))

2018年度第3回メディアセミナー②(2019年1月21日(月))

2018年度第3回メディアセミナー①(2019年1月21日(月))

2018.4.12第1回メディアセミナー開催報告(PDF)

2017.9.27第2回メディアセミナー開催報告(PDF)