2022年度第1回日本抗加齢医学会 WEBメディアセミナー開催

報道関係各位

拝啓　時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
一般社団法人日本抗加齢医学会は7月19日（火）15時30分から17時までWEBメディアセミナー」を下記の通り開催いたします。
ご参加登録は、オンライン登録にて7月15日（金）までにお願い申し上げます。
多くのご参加をお待ち申し上げております。　
　

参加登録はこちらから

● 内　容：
１（25分）：認知症スクリーニング検査アプリの開発とベンチャー企業・医療機器プログラム開発・海外展開
武田　朱公　先生
（大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学准教授）
２（25分）：産学連携で取り組むペプチド創薬
中神　啓徳　先生
（大阪大学大学院医学系研究科健康発達医学寄附講座教授）
３（30分）：アンチエイジングからのイノベーション
坪田　一男CEO
（株式会社坪田ラボ）
４（10分）：第4回ヘルスケアベンチャー大賞について
福田　伸生
（バイオ・サイト・キャピタル株式会社、ヘルスケアベンチャー大賞事務局）

● 日　時：
2022年7月19日（火）15:30～17:00　（受付開始15：15～待合室対応）
● 会　場：
WEB お申込み登録の返信にて、開催URLをお送りします。
● 参　加：
無料、事前登録制、オンライン登録はこちらから
● 司　会：
中神　啓徳　先生
（日本抗加齢医学会広報委員会委員長、大阪大学大学院医学系研究科健康発達医学寄附講座教授）
● 問合せ：
日本抗加齢医学会広報委員会事務局
TEL：03-5651-7500
e-mail：pr@anti-aging.gr.jp

◆ご参加の際のお願い
・本セミナーは、ZOOMによるライブ配信となります。著作権は日本抗加齢医学会に帰属します。講義の録音・録画はご遠慮ください。
・無断でのご利用、第三者の閲覧はお断りします。WEB配信における情報の取り扱いにご協力をお願い申し上げます。
・情報を利用しての情報配信、記事化は講演者の承諾を得たうえでお願いいたします。

◆WEBでのご質問について
チャット機能を使い、司会の中神あてに、質問事項（簡単で結構です）、お名前、ご所属先をお知らせください。WEBで指名をさせて頂きます。多くのご質問をお待ちしています。

7月19日（火）WEBメディアセミナー　抄録

講演1:認知症スクリーニング検査アプリの開発とベンチャー企業・医療機器プログラム開発・海外展開

武田　朱公　先生（たけだ　しゅこう）
　認知症患者の急増は日本に限らず世界的な問題となっています。認知症は早期に発見し予防的に介入することで発症を防ぐことが出来るという可能性が示されていますが、簡易なスクリーニングツールが無いため早期診断が難しいという課題があります。私達は大阪大学で開発したアイトラッキング式認知機能評価アプリをシーズとし、2019年に大学発ベンチャーのアイ・ブレインサイエンス社を設立、現在は医療機器プログラムの開発や海外展開を進めています。

講演2:産学連携で取り組むペプチド創薬
中神　啓徳　先生（なかがみ　ひろのり）
　約20年前に我々が同定した新規機能性ペプチドは、広い抗菌活性と血管新生作用・傷修復作用を有するユニークな活性を所持していた。このペプチドの機能解析を基盤として、産学連携で創傷治癒薬の開発、化粧品原料の開発を行い、さらに、ペプチドワクチンへとその用途は広がり、新たな産学連携商品、大学発ベンチャーの設立（ファンペップ）へと発展している。

講演3:アンチエイジングからのイノベーション
坪田　一男　CEO　（つぼた　かずお）
　日本はもっとも寿命の長い先進国のひとつであり、社会としてアンチエイジングが成功している国である。疾病にかかってから治すのではなく、高い健康を保持して健康寿命の延長をめざす“アンチエイジング医学”は、まさに日本が進んできた、さらに今後進んでいく方向性と一致している。
　一方、我々が使っているアンチエイジングの薬剤、サプリ、医療機器などまわりを見回してみると海外製品があまりに多いことに驚愕する。アンチエイジング医学を進めていくと外貨が流出していくのだ。
　そこで本学会では会員がアンチエイジング分野におけるイノベーションを起こす土台となるものとして、イノベーション委員会を立ち上げた。ヘルスケアベンチャー大賞の創設はその取り組みの一環である。また、イノベーションの具体例を多くの会員にイメージしていただけるよう、スタートアップベンチャーの成功例を早期に出すことも重要なミッションとして掲げている。
　そのような中、私は（株）坪田ラボを起業した。この会社は、近視、ドライアイ、老眼の３領域においてアンチエイジングアプローチを用いて革新的なイノベーションを起こす大学発ベンチャーである。我が社のサイエンスのもとはアンチエイジングにある。適切な食事、運動、ごきげんに生きることに加えて屋外で過ごすことによって、新しい生活習慣病であるStay Home Syndrome（ステイホームシンドローム）を避けられる。この観察事実から仮説を立て、実証した上で、どのようにイノベーションを起こそうとしているのかをひとつの例として示したい。
　おかげさまで本年６月２３日に東証グロース市場に上場し、これから世界にチャレンジしていく。その経過もあわせて報告したい。

講演4:第4回ヘルスケアベンチャー大賞のご紹介
福田　伸生　氏（ふくだ　のぶお）
　日本抗加齢医学会イノベーション委員会の発案を受けて日本抗加齢協会との共催で始まったヘルスケアベンチャー大賞も今年で第4回となりました。ベンチャーはもとより、大企業の新規事業や起業を目指している医師、研究者の方々まで幅広く応募いただき、受賞者の皆様から起業や資金調達に成功したとの声が寄せられております。ベンチャーの活躍無くして日本の成長はあり得ません。この大賞が日本の成長に少しでも貢献できればと願っております。

7月19日（火）WEBメディアセミナー 抄録

7月19日（火）WEBメディアセミナー　抄録