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2023年度第4回 日本抗加齢医学会 WEB メディアセミナー

報道関係各位

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
一般社団法人 日本抗加齢医学会は、3月21日(木)に下記のとおり 2023年度 第4回 WEBメディアセミナーを開催いたします。ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。
なお、ご参加の登録はオンラインにて、3月20日(水)までにお願い申し上げます。

80歳、90歳代の循環器疾患(弁膜症、不整脈、心不全)患者が非常に増加しており、その他疾患も含め、以前より多くの高齢者が侵襲の大きい外科的治療を受けています。100歳以上の高齢者も益々増加している日本において、高齢者医療がどのような状況にあるのか、また、どういった課題があるのかについて、外科、循環器、歯科領域の専門家からご講演をいただきます。

● 日 時 :2024年3月21日(木) 15:00~16:35
● 会 場 :WEB(Zoom ウェビナー)
● 参加費 :無料/事前登録制
● 司 会 :尾池 雄一 先生
      (日本抗加齢医学会広報委員会委員長/
       熊本大学大学院生命科学研究部分子遺伝学講座 教授)

●プログラム:
[Introduction]尾池 雄一 先生
(日本抗加齢医学会広報委員会委員長/熊本大学大学院生命科学研究部分子遺伝学講座 教授)
[15:05~15:30]外科治療における高齢者医療の現状と課題について
 森 正樹 先生 (東海大学副学長・医学部長)

[15:35~16:05]循環器疾患領域における高齢者医療の現状と課題
 岡村 誉之 先生 (山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学 准教授)

[16:05~16:35]外科治療における高齢者医療の現状と課題について
 松下 健二 先生 (国立長寿医療研究センター 口腔疾患研究部 部長)

● 問合せ :
日本抗加齢医学会 広報委員会事務局
TEL:03-5651-7500
e-mail:pr@anti-aging.gr.jp

●リリースはこちらから(PDF)

◆ご参加の際のお願い
・本セミナーは、Zoomによるライブ配信となります。著作権は日本抗加齢医学会に帰属します。講義の録音・録画はご遠慮ください。
・無断でのご利用、第三者の閲覧はお断りします。WEB配信における情報の取り扱いにご協力をお願い申し上げます。
・情報を利用しての情報配信、記事化は講演者の承諾を得たうえでお願いいたします。

◆WEBでのご質問について
・Q&A機能を使い、司会あてにお名前、ご所属先、質問事項をお知らせください。
・頂いた内容を司会より質問させていただきます。多くのご質問をお待ちしています。

2024年3月21日(木)WEBメディアセミナー 抄録

講演1:外科治療における高齢者医療の現状と課題について
森 正樹 (もり まさき) 先生
東海大学副学長・医学部長
1980 年九州大学医学部卒業、1986 年九州大学医学系大学院(病理学)修了。1991 年米国ハーバード大学留学。1998 年九州大学生体防御医学研究所教授、2008 年大 阪大学大学院消化器外科教授、2018 年九州大学大学院消化器・総合外科教授。 2021 年に東海大学医学部長就任、2022 年より東海大学副学長。

 外科治療は身体への侵襲が不可避であり、とりわけ癌治療では、手術による原疾患の根治性と術後 QOL の低 下はトレードオフであることが少なくない。高齢者をはじめとした脆弱な患者では、脆弱性の評価、与えるべき侵 襲度の立案、術後 QOL の評価は不可欠であり、加えて最近では、術前の介入療法による脆弱性の改善も一般 化し、医療経済的にも効果を発揮しつつある。ただし、患者自身の意思決定が最重要であることは言うまでもな く、意思決定プロセスのための客観的データの蓄積が求められている。


講演2:循環器疾患領域における高齢者医療の現状と課題
岡村 誉之 (おかむら たかゆき) 先生
山口大学大学院 医学系研究科 器官病態内科学 准教授
1993 年山口大学医学部卒業、1999 年山口大学大学院医学研究科修了。2008 年よ り山口大学医学部附属病院 第2内科、2022年准教授。専門は循環器内科全般なら びに冠動脈や弁膜症などのカテーテル治療。欧州に留学経験があり、カテーテル治療や 画像診断などを学ぶ。新しい治療法や画像診断技術に関する研究を行っている。

 山口県は 2021 年時点で高齢化率が全国平均を上回る約 31%となっており、全国に先駆けて高齢化が進んで いる。高齢者の多くが複数の慢性疾患を抱え、治療が複雑である。高度な専門的医療を行うと同時に、高齢者 特有の健康リスクや生活状況を考慮した包括的で全人的な医療アプローチが求められる。医療リソースが不足 しており、地域との連携や医療従事者の教育が強化される必要がある。将来的な高齢者医療に備えるために、 循環器疾患に特有の課題に焦点を当てた総合的な対策が求められている。


講演3:口腔からはじめる認知症ケアの新戦略
松下 健二 (まつした けんじ) 先生
国立長寿医療研究センター 口腔疾患研究部 部長
1989 年鹿児島大学歯学部卒。鹿児島大学大学院医歯学総合研究科にて博士(歯学)号取得。 2002 年米国ジョンズ・ホプキンズ大学医学部循環器内科研究員、2005 年より国立研究開発 法人国立長寿医療研究センター・口腔疾患研究部部長。口腔感染症および口腔機能低下と老年 病との関連について研究を進め、健やかに老いるための口腔の健康増進法の開発・普及を精力 的に行なっている。著書:松下健二 人生が変わる歯の磨きかた(河出書房新社)他

 口腔は食や感染の入り口であり、口腔機能の低下や口腔内の感染症は全身の重大疾患や老化に影響を及ぼ す。咀嚼機能や嚥下機能の低下は脳の老化や認知機能低下に関連する。また、一部の口腔細菌はアルツハイマ ー病の病態形成に関与する可能性がある。本セミナーでは、認知症の抜本的治療法が存在しない現在、口腔の 健康維持が脳の老化や認知症を予防する得策になり得ることを解説する。



2023年度第3回 WEBメディアセミナー(2023年12月7日(木))

2023年度第2回 WEBメディアセミナー(2023年9月14日(木))

2023年度第1回 WEBメディアセミナー(2023年5月11日(木))

2023年度 特別企画WEBメディアセミナー(2023年4月4日(火))

2022年度第4回メディアセミナー(2023年2月21日(火))

2022年度第3回メディアセミナー(2022年12月27日(火))

2022年度第2回メディアセミナー(2022年11月15日(火))

2022年度第1回メディアセミナー(2022年7月19日(火))

2021年度第5回メディアセミナー(2022年3月15日(火))

2021年度第4回メディアセミナー(2021年12月16日(木))

2021年度第3回メディアセミナー(2021年8月31日(火))

2021年度第2回メディアセミナー(2021年5月19日(水))

2021年度第1回メディアセミナー(2021年4月20日(火))

2020年度第3回メディアセミナー(2020年12月15日(火))

2020年度第2回メディアセミナー(2020年8月5日(水))

2020年度第1回メディアセミナー(2020年6月18日(木))

2019年度第2回メディアセミナー(2019年11月25日(月))

2019年度第1回メディアセミナー②(2019年5月27日(月))

2019年度第1回メディアセミナー①(2019年5月27日(月))

2018年度第4回メディアセミナー②(2019年2月18日(月))

2018年度第4回メディアセミナー①(2019年2月18日(月))

2018年度第3回メディアセミナー②(2019年1月21日(月))

2018年度第3回メディアセミナー①(2019年1月21日(月))

2018.4.12第1回メディアセミナー開催報告(PDF)

2017.9.27第2回メディアセミナー開催報告(PDF)