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2023年度第3回日本抗加齢医学会 WEB メディアセミナー

報道関係各位

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
一般社団法人 日本抗加齢医学会は、12月7日(木)に下記のとおり 2023年度 第3回 WEBメディアセミナーを開催いたします。ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。
なお、ご参加の登録はオンラインにて、2023年12月6日(水)までにお願い申し上げます 

2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると推定される中、今年6月に成立した認知症基本法において、「認知症・軽度認知障害の早期発見・早期対応の推進」が基本的施策の一つに掲げられるなど、その重要性が増しています。また、資産面においても、認知症が進行してからでは管理が難しくなることから、早めの備えが必要です。
早期発見に対する取り組みの最前線と資産面での備えについて、3 人の先生にご講演いただきます。

● 日 時 :2023年12月7日(木)15:00~16:30
● 会 場 :WEB(Zoom ウェビナー) ※お申込み登録のご返信にて、視聴用 URL をお送りします。
● 参 加 :無料/事前登録制
● 司 会 :尾池 雄一 先生
      (日本抗加齢医学会広報委員会委員長/
       熊本大学大学院生命科学研究部分子遺伝学講座 教授)

●プログラム:
1.(15:00~15:30):AIや多様なデバイスを活用した認知症診断
山下 徹 先生 (岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 脳神経内科学講座 准教授)

2.(15:30~16:00)アイトラッキング式認知機能評価法の開発と社会実装・海外展開まで
武田 朱公 先生 (大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学 寄附講座 准教授)

3.(16:00~16:30):資産管理と認知症
成本 迅 先生 (京都府立医科大学大学院医学研究科精神機能病態学 教授)

● 問合せ :
日本抗加齢医学会 広報委員会事務局
TEL:03-5651-7500
e-mail:pr@anti-aging.gr.jp

●リリースはこちらから(PDF)

◆ご参加の際のお願い
・本セミナーは、Zoomによるライブ配信となります。著作権は日本抗加齢医学会に帰属します。講義の録音・録画はご遠慮ください。
・無断でのご利用、第三者の閲覧はお断りします。WEB配信における情報の取り扱いにご協力をお願い申し上げます。
・情報を利用しての情報配信、記事化は講演者の承諾を得たうえでお願いいたします。

◆WEBでのご質問について
・Q&A機能を使い、司会あてにお名前、ご所属先、質問事項をお知らせください。
・頂いた内容を司会より質問させていただきます。多くのご質問をお待ちしています。

2023年12月7日(木)WEBメディアセミナー 抄録

講演1:体細胞変異と生物学的老化
山下 徹(やました とおる)先生
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 脳神経内科学講座 准教授
2001年岡山大学医学部卒業。専門は脳神内科学、認知症や神経変性疾患、脳再生療法。海外特別研究員として米国コロンビア大学で学ぶ。2012 年から岡山大学脳神経内科教室で、認知症や神経変性疾患、脳再生に関する基礎研究・臨床研究を行ってきている。現在は認知症予防・治療に関する研究にも力を入れている。

 高齢者人口の増加に加え、アルツハイマー型認知症患者に対する抗体療法が現実的になりつつあり、初期の認知症を簡便に診断できるスクリーニング検査の必要性が高まってきている。当科では近年、視線解析計を用いた新たな認知機能検査や AI を用いた認知症患者の見た目年齢と感情の評価、非侵襲的な光干渉断層撮影(OCT)検査を用いた網膜アミロイドの検出など、多様な手法を用いて新たな認知症スクリーニング検査の確立に挑んできた。本メディアセミナーでは最新の知見をご紹介したい。


講演2:アイトラッキング式認知機能評価法の開発と社会実装・海外展開まで
武田 朱公(たけだ しゅこう)先生
大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学 寄附講座 准教授
2004年北海道大学医学部医学科卒業、2010 年大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了。その後、東京大学大学院医学系研究科特任助教、日本学術振興会特別研究員 PD、日本学術振興会海外特別研究員(米国ハーバード大学医学部)、米国ハーバード大学医学部・マサチューセッツ総合病院研究員を経て、2016 年より現職。認知症の実地臨床と基礎研究に従事

 認知症の急増は日本に限らず世界的な問題となっています。認知症は早期に発見し予防的に介入することが重要ですが、簡易なスクリーニング法が無いため早期診断が難しいという課題があります。私達は独自に開発したアイトラッキング式認知機能評価アプリをシーズとして大学発ベンチャーのアイ・ブレインサイエンス社を設立し、本年10月に日本初の認知症診断補助アプリとしてプログラム医療機器の薬事承認を得ました。現在、医療とヘルスケア領域での実用化、そして海外展開を積極的に進めています。


講演3:資産管理と認知症
成本 迅(なるもと じん)先生
京都府立医科大学大学院医学研究科精神機能病態学 教授
1995 年京都府立医科大学卒。京都府精神保健福祉総合センター、五条山病院などを経て、2005 年から京都府立医科大学勤務。2016 年から現職。認知症専門医として大学附属病院やその他の病院で診療を行っている。日本意思決定支援推進機構理事長、消費者庁新未来創造戦略本部客員主任研究官、経済産業省認知症イノベーションアライアンスワーキンググループ委員、日本老年行動科学会理事長。

 認知症になると預金が凍結されるという話が世間で広まっているが、実際に備えなしに認知症に罹患すると資産管理に大きな支障を来す。われわれは、金融機関と共同で、高齢者の資産管理に金融機関が果たすべき役割について医学的知見を踏まえて検討している。高齢者との取引で能力を保証する方法や、金融機関における高齢者対応の取組、認知症に備える方法について紹介したい。



2023年度第3回 WEBメディアセミナー(2023年12月7日(木))

2023年度第2回 WEBメディアセミナー(2023年9月14日(木))

2023年度第1回 WEBメディアセミナー(2023年5月11日(木))

2023年度 特別企画WEBメディアセミナー(2023年4月4日(火))

2022年度第4回メディアセミナー(2023年2月21日(火))

2022年度第3回メディアセミナー(2022年12月27日(火))

2022年度第2回メディアセミナー(2022年11月15日(火))

2022年度第1回メディアセミナー(2022年7月19日(火))

2021年度第5回メディアセミナー(2022年3月15日(火))

2021年度第4回メディアセミナー(2021年12月16日(木))

2021年度第3回メディアセミナー(2021年8月31日(火))

2021年度第2回メディアセミナー(2021年5月19日(水))

2021年度第1回メディアセミナー(2021年4月20日(火))

2020年度第3回メディアセミナー(2020年12月15日(火))

2020年度第2回メディアセミナー(2020年8月5日(水))

2020年度第1回メディアセミナー(2020年6月18日(木))

2019年度第2回メディアセミナー(2019年11月25日(月))

2019年度第1回メディアセミナー②(2019年5月27日(月))

2019年度第1回メディアセミナー①(2019年5月27日(月))

2018年度第4回メディアセミナー②(2019年2月18日(月))

2018年度第4回メディアセミナー①(2019年2月18日(月))

2018年度第3回メディアセミナー②(2019年1月21日(月))

2018年度第3回メディアセミナー①(2019年1月21日(月))

2018.4.12第1回メディアセミナー開催報告(PDF)

2017.9.27第2回メディアセミナー開催報告(PDF)