報道関係各位
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
一般社団法人 日本抗加齢医学会は、12月17日(水)に下記の通り2025年第2回WEBメディアセミナーを開催いたします。ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。
なお、ご参加のお申込みはオンラインにてお願い申し上げます。
● 日 時 :12月17日(水)15:00〜16:30
● 会 場 :WEB(Zoom)
● 参加費 :報道関係者限定・参加無料・事前登録が必要です
● 司 会 :内藤 裕二先生
(日本抗加齢医学会広報委員会委員長/
京都府立医科大学大学院医学研究科 生体免疫栄養学寄附講座 教授)
●プログラム:内臓の老化とアンチエイジング
開会挨拶
内藤 裕二先生(日本抗加齢医学会 広報委員会委員長)
[15:00~15:30]老化と腎臓:変わる障害感受性
柳田 素子先生(京都大学大学院医学研究科腎臓内科学教授)
[15:30~16:00]心臓の老化とその対策
東條 美奈子先生(北里大学医療衛生学部教授)
[16:00~16:30]腸の老化とその対策:腸内細菌代謝物に注目して
内藤 裕二先生(京都府立医科大学大学院生体免疫栄養学教授)
閉会挨拶
内藤 裕二先生(日本抗加齢医学会 広報委員会委員長)
● 問合せ :
日本抗加齢医学会 広報委員会事務局
TEL:03-5651-7500
e-mail:pr@anti-aging.gr.jp
◆ご参加の際のお願い
・本セミナーは、Zoomによるライブ配信となります。著作権は日本抗加齢医学会に帰属します。 講義の録音・録画はご遠慮ください。
・無断でのご利用、第三者の閲覧はお断りします。WEB配信における情報の取り扱いにご協力をお願い申し上げます。
・情報を利用しての情報配信、記事化は講演者の承諾を得たうえでお願いいたします。
◆演者へのご質問について
・チャット機能を使い、司会の内藤委員長あてに、質問事項、お名前、ご所属先をお知らせください。
・頂いた内容を司会より質問させていただきます。多くのご質問をお待ちしています。
2025年12月17日(水) WEBメディアセミナー 抄録
講演1:老化と腎臓:変わる障害感受性
柳田 素子(やなぎた もとこ)先生
京都大学大学院医学研究科腎臓内科学教授
【抄録】
日本は超高齢化社会であり、加齢に伴う臓器機能低下は大きな課題である。中でも腎臓は加齢に伴ってその機能が低下するのみならず、障害からの可逆性も損なわれる。さらに腎障害は全身および複数臓器の生物学的老化を促進することも知られている。一方、腎臓の老化に伴う変化をもたらす分子基盤の解析は端緒についたばかりである。本会では老化した腎臓の組織学的・分子学的変化とその機能的変容について概説したい。
【略歴】
1994年京都大学医学部医学科卒業後、2001年3月同大学大学院で医学博士号を取得。科学技術振興機構ERATOプロジェクト研究員を経て、京都大学大学院医学研究科にて助教授、講師、特定准教授を歴任し、2011年より腎臓内科学教授を務める。現在は京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点 主任研究者・副拠点長などを兼任。腎臓内科を専門とし、日本内科学会、日本腎臓学会をはじめ多くの学会で要職を務める。国内外で受賞歴も多数あり、国際腎臓学会Bywaters Award、アーヘン工科大学名誉フェロー、ベルツ賞(2等賞)、日本腎臓財団学術賞などを受賞。
講演2:心臓の老化とその対策
東條 美奈子(とうじょう みなこ)先生
北里大学医療衛生学部教授
【抄録】
加齢とともに心臓を含む全身の血管が硬く狭くなり、心臓の拡張機能や収縮機能は低下し、心不全や心房細動、動脈硬化性疾患のリスクが急激に高まります。本セミナーでは、心臓老化の分子メカニズムを最新のエビデンスとともに解説します。さらに、適度な有酸素運動+レジスタンス運動、時間制限食・地中海式食事、肥満の予防、質の良い睡眠、最近の薬剤など、健康長寿を実現する心臓ケアの最前線をお伝えします。
【略歴】
1995年3月山形大学医学部卒業 1999年3月山形大学大学院修了、医学博士取得。循環器専門医、総合内科専門医、心臓リハビリテーション認定医、産業医として幅広く臨床・教育・研究に従事。日本抗加齢医学会理事、日本心不全学会理事、日本循環器病予防学会常任理事などを務める。専門は循環器学および予防医学で、心血管老化のメカニズム解明と、生活習慣・薬物による若返り介入の臨床研究を長年推進。著書に『新型コロナウイルス感染症と血管内皮』など。Go Red for Women Japan 部会長として女性の循環器病予防の啓発活動も精力的に展開。
講演3:腸の老化とその対策:腸内細菌代謝物に注目して
内藤裕二(ないとう ゆうじ)先生
京都府立医科大学大学院医学研究科 生体免疫栄養学講座教授
【抄録】
腸内環境の最適化には腸内細菌叢のエサとしての発酵性食物繊維が必須である。食物繊維摂取不足は腸管バリア機構の破綻、腸管慢性炎症を生じ、全身の老化を加速する。逆に、発酵性食物繊維の十分な摂取は、腸内細菌叢を最適化し、短鎖脂肪酸産生を維持、腸の老化を抑制する。さらには高齢マウスの見た目の老化を抑制する。腸の老化を抑制することが全身の老化を抑制することを説明したい。
【略歴】
1983年京都府立医科大学卒業 2001年に米国ルイジアナ州立大学で客員教授を務め、帰国後2008年に京都府立医科大学院消化器内科学准教授、2015年に附属病院内視鏡・超音波診療部部長を経て、2021年より現職。農林水産省農林水産技術会議委員、大阪・関西万博大阪パビリオンアドバイザー、若狭おばま御食国大使を兼務。著書多数。NHK、日テレ等のテレビ番組にも出演。
■2025年度第1回 WEBメディアセミナー(2025年4月10日(木))
■2024年度第2回 WEBメディアセミナー(2024年12月4日(水))
■2024年度第1回 WEBメディアセミナー(2024年5月14日(火))
■2023年度第4回 WEBメディアセミナー(2024年3月21日(木))
■2023年度第3回 WEBメディアセミナー(2023年12月7日(木))
■2023年度第2回 WEBメディアセミナー(2023年9月14日(木))
■2023年度第1回 WEBメディアセミナー(2023年5月11日(木))
■2023年度 特別企画WEBメディアセミナー(2023年4月4日(火))
■2022年度第4回メディアセミナー(2023年2月21日(火))
■2022年度第3回メディアセミナー(2022年12月27日(火))
■2022年度第2回メディアセミナー(2022年11月15日(火))
■2022年度第1回メディアセミナー(2022年7月19日(火))
■2021年度第5回メディアセミナー(2022年3月15日(火))
■2021年度第4回メディアセミナー(2021年12月16日(木))
■2021年度第3回メディアセミナー(2021年8月31日(火))
■2021年度第2回メディアセミナー(2021年5月19日(水))
■2021年度第1回メディアセミナー(2021年4月20日(火))
■2020年度第3回メディアセミナー(2020年12月15日(火))
■2020年度第2回メディアセミナー(2020年8月5日(水))
■2020年度第1回メディアセミナー(2020年6月18日(木))
■2019年度第2回メディアセミナー(2019年11月25日(月))
■2019年度第1回メディアセミナー②(2019年5月27日(月))
■2019年度第1回メディアセミナー①(2019年5月27日(月))
■2018年度第4回メディアセミナー②(2019年2月18日(月))
■2018年度第4回メディアセミナー①(2019年2月18日(月))
■2018年度第3回メディアセミナー②(2019年1月21日(月))
■2018年度第3回メディアセミナー①(2019年1月21日(月))
■2018.4.12第1回メディアセミナー開催報告(PDF)
■2017.9.27第2回メディアセミナー開催報告(PDF)